フィリピンの病院事情〜入院生活を大暴露!〜(中編) (フィリピン)

フィリピン

〜前回までのあらすじ〜


【序章】転落
→2階から落下

【第2章】蒼白
→落下のショックからか死ぬほど寒い、
 身体が全く動かない

【第3章】忍耐
→vsローカル英語 on 救急車

【第4章】限界
→ 病院に搬送、簡易ベットの枕が固すぎて
首よりも後頭部が瀕死

と、落下してから入院生活が始まるまでを
一挙にご紹介しました。


さて早速中編!


これから怒涛の入院生活!
常識外れのフィリピン入院生活とは…?

【第5章】「火蓋」

「個室は高い」という貧乏性を発揮し
4人大部屋を選択。
早速フィリピンの田舎町バコロドにて
入院生活が始まりました。

落下したのが夜中の12時ごろだったので、
病室で落ち着いたのが
もう明け方だったんじゃないですかね。

Takaさん(英語学校のマネージャー)から
翌朝ドクターから改めて怪我の説明と
検査がある旨を教えてもらい、
とりあえずその夜は寝ることに。

右手には応急処置で簡易ギプスをされ、
首にはコルセットを巻き、
もう心も身体もしっかりと病人状態。

もういろいろなことが起こって、
頭も身体も疲労困憊でした。
思ったよりぐっすり寝ましたね。

本当に嫌なことが起こると、

結構本気で
「目覚めたら夢だったとかないかな」
とか考えるんですね。

本当に夢であってほしい。
それだけでした。

翌朝自分の首と腕を見て、
辛い現実とともに目を覚まします。

「夢…じゃない ! ! 」

くそっ、
ほっぺすらつねれません。

起きてしばらくするとドクターがきました。
髭を蓄えたガテン系のボレス先生。
めちゃめちゃいい人そうです。

早速説明が始まります。

Dr.ボレス
Dr.ボレス

⑴ まずは★∞⌘☆$!
⑵ 右手首はほぼ確実に折れているので、
※Å◎ の後に $◎⁂◆ をしよう。
⑶ 検査結果によっては ♂@ の可能性もあります。

やべえ大グセの英語じゃい・・・
全然分からん・・・

ポイントポイントの単語は聞き取れるけれど、
重要なそれ以外が分からん!
右手首が折れてるのは分かるけど、
それをどうするんや・・・

いやー、サラリーマン時代に
貿易会社で働いていたので、
綺麗でない英語は結構聞き取るのに慣れてると
自分では思っていたけど、
まさかその上を超えてくるか・・・


今振り返ってみるとこのボレス先生の
大グセ英語のおかげ(?)で
いろいろな医療用語を覚えた気がします。
英語で。

ボレスが言うんですよね、
X-ray X-rayって。
なんの話かと思ってたらレントゲンだったんですね。

またボレスが言うんですよね、
Cast Castって。
なんの話かと思ってたらギプスだったんですね。

またまた、ボレスが言うんですよね、
Surgery Surgeryって。
なんの話かと思ってたら手術だったんですね。

くそ〜全然わかんねーやははははあ

え、手術!?
そんな重症!?


ボレス、優しそうな顔で
そんな怖いこと言ってたん!?

ということで、
Takaさんの御協力のもと、
ボレスの話を翻訳すると

Dr.ボレス
Dr.ボレス

⑴ まずは全身のX-ray(レントゲン)。
⑵ 右手首はほぼ確実に折れているので、
右手のX-rayの後ギプス(cast)をしよう。
⑶ 検査結果によっては
Surgery(手術)の可能性もあります。


だったみたいです。
さすがTakaさん。


まずは、右手のギプスから。

入院奮闘記 その壱:ギプスが緑色でださめ

首曲げられないから、施術は見えないのだけど、
布のようなもので綺麗に手を拭いてくれてます。

ああ気持ちい。

そして数分後、なにやら腕に熱を感じます。

なにがあったかいんや・・・

おそらくなにか塗りたくって、
それを熱で固めている?のかなぁと。
まあなんにしろ、数分後には
よく見る白い包帯をぐるぐる巻かれた、
鉄人28号みたいなギプス腕が出来上がるんやろうな〜

どんなんやろうなあ〜

ギプスも初めてだしな〜

楽しみやなあ〜

やないかーい!

だっさ・・・
白い鉄人28号どこいったん・・・

フィリピンのギプスって
緑色なんですかね・・・
バコロドだけ?

まあ文句の言いようもないので、
ここは我慢我慢。

さてお次は、全身のレントゲンを撮影します。
しかし、ここからが数々の問題が発生・・・

実況
実況

さあて、25年ではじめての
顔合わせとなります!
じゃーとん vs 首の激痛、
戦いの火蓋がここに切って落とされます!
勝者はいかに!
人間の底力見せてくれ!
いざ尋常に!

入院奮闘記 その弐: 1ミリ動いただけでも痛い

歩けないので、ベッドごと
レントゲン室に移動するんですけど、
廊下とかになんか繋ぎ目でちょっと凸凹してるところ、

分かります?
ステンレスのやつ。

あそこをベッドが通るだけで首痛いんですよ。
本当にわずかな振動すら耐えきれない。

首が全く座っていない状態。
なので、首を振る(上下左右)とか
寝返りうつとか不可能。

とりあえず廊下移動するときは、
スローリープリーズって小声で言って
(口大きく開けたり、声出すと首が痛いので)、

レントゲン室までなんとか着くけど、
そこからも大変でした。
というより、撮影技師の人が大変そう。

ちょっと動かそうもんならすぐ
「No! Painful!!!!! (やめて、痛い!)」
って訴えるもんだから、
レントゲン撮る時の黒い板みたいなのを
身体の下に滑り込ませるのも一苦労。

ごめんね、と思いながらも
ぺいんふぉー!
って永遠に言ってました。

立ち上げれないし、座れないので
こっちは寝ているだけだけど、
痛いもんは痛いんよ・・・

ということで、とりあえずいろいろ苦戦しながらも、
全身のレントゲンを撮り終えました。

診断結果は早ければ午後、
もしくは明日以降になるとのことで。
(こーゆーところほんとフィリピン。すぐやれよ)

ということで、一旦 ブタ小屋 4人部屋に戻り、
ボレスの診断を待つことに。

入院したこともないし、
こんな怪我したこともないので、
重症か軽症かも分からない。

とにかく軽傷であってくれ〜と祈るばかり。
不安や〜

さて、夕方になって診断結果が出たとのことで、
Takaさん(学校のマネージャー) も駆けつけてくれて
一緒にボレスの話を聞くことに。

のはずが、まさかTakaさんだけボレスに呼ばれて、
自分は直接結果を聞けないという。

「本人には直接言えないほどの重症なのか・・・」

とか嫌な想像もしました。
よくドラマにあるじゃないですか。

奥様、ちょっとよろしいでしょうか。

あの先生、夫は、、、

結果から率直に申し上げますと
首の骨を折っており、
脊髄を損傷しています。

えっ、そ、そんな…
で、でも治るんですよね?

奥様、落ち着いて聞いてください。
大変申し上げにくいのですが…
ご主人の身体が
もう一生動くことはありません。
首から下は脊髄損傷による麻痺状態です。

そ、そんな…

というシーン。

まさか別室でTakaさんとボレスで、
こんなやりとりが・・・(ゴクリ

なんて変な妄想をしている間に、
Takaさんが戻ってこられました。

さっきの妄想のせいで
変なフィルターがかかっているせいか、
かなり神妙な面持ち・・・

Takaさん
Takaさん

じゃん、今ボレスから聞いてきたけど….

実況
実況

さて、運命の瞬間がやってきました!
バコロドの女神は天使として微笑むのか、
それとも悪魔かっ!!!???

Takaさん
Takaさん

右腕は骨折してるって。
あと首だけど….

・・・(ゴクリ

実況
実況

・・・(ゴクリ

Takaさん
Takaさん

神経とかには異常ないって。
筋肉の損傷だって。

よかった〜!!!!

CTとレントゲンの撮影の結果、
特に神経、脊髄等に異常はなく、
筋肉の重度の損傷(筋断裂?)とのことでした。

ボレスの話では、腕に関して、
少なくとも8週間はギプスをしておけ、と。

うわ〜こんなダサいギプス2ヶ月も!?

そして首に関しては10日くらい
安静にしておけば治るとのこと。

やった!
実質、腕の骨折だけで済んだ!
英語留学中に10日の離脱は痛いけど、
幸い折れたのも右手(わたくし左利きです)だし、
余裕だぜ!へっ!

ということで、
案外(?)軽傷で済み、手術も回避!
ここから10日間の入院生活のはじまりはじまり〜

【第6章】「地獄」

さて、みなさん。

「フィリピンの病院ってどんな感じなの?」
ってちょっと気になりません?

「ボロボロなん?」とか
「綺麗なん?」とか。

入院していたバコロドのriver side hospitalは、
こんな感じ。

病室。ちなみに右端に写ってる枕は各自購入制。
退院するときにしっかりお持ち帰りしてきました。
レントゲン室。(後日撮影)

想像より綺麗じゃないですか?

レントゲンの機械もきちんと日本製でした。


ちなみにレントゲン室は後日に撮影したやつですよ、
入院したては何一つとして動けないので。

ギプスが外れるときの再検査時に、
そっと隠し撮りしてきました。

田舎町と言えども、
一応町で1番大きい病院だったので、
それなりの設備はありました。

なのでフィリピンの田舎町とはいえ、
それなりの治療は受けられるのでご安心を。

さて、話を戻しましょう。

入院生活が始まったのですが、
ここから“フィリピンで入院”と書いて、
“ 地獄 ” と読む怒涛の10日間が始まります。

入院奮闘記 その参: メシが食えない

そもそも首痛いし動かない(動けない)から
食欲もないし、お腹も減らないのでそこまで
しんどいという感じでもなかったんですけど。

健康な時って全然気づかなかったんですけど、
人間って喋るとき、食べるとき、口を開ける時
首の筋肉使うんですね、

首痛くて口開かないので、
ものが食べれません、咀嚼できません。

なので、水を入れたコップにストローを指して
チューチューするのみ。

健康には悪いんでしょうけど、
入院生活1〜5日目くらいまでは、
水だけで生活してました。

10キロ痩せました。

5日間3食の計15食、しっかり固形物出されたけど、
全く手をつけず(つけられず)
毎食そのままナースに回収されてました。

患者が全く手をつけてないのにもかかわらず、
「食べやすいものお出ししましょうか」とか、
「なんで食べないんや」とか思わないんでしょうか。

こーゆーところもフィリピンクオリティー。
日本なら間違いなく聞いてきますけどね・・・
「お粥出しましょうか」とか、
「栄養取れないので点滴打ちましょうか」とか。

点滴ももちろんなしで、
本当に5日間水だけで生活してました。

もっかい言います、10キロ痩せました。

まあさっきも言ったんですけど、
これくらいならまだなんとかなるんですよね、
そもそも動かないからお腹減らないし、
食欲もないし。

これだけではまだまだ “地獄” とは呼びません。
どんどんいきますよ〜

入院奮闘記 その四: モンスタールームメイト

これもなかなかきつかった。
うるさい、明るい。

奴ら猛獣ども 同じ部屋の患者さんたち、
夜、寝るときは大音量で映画をつけたまま寝る。
電気はつけっぱなしで寝る。

ので、こっちが夜中全く寝れないんですよ。
どつきまわしたい気分でした。

あまり他の方への迷惑とかを考えないのか、
寝てる人もいるから静かにしよう、
と考えが至らないのか、
はたまた症状が深刻過ぎて
そこまで考えられないだけなのか。

1日やることなくて寝てるから
ただでさえ眠れないのに、余計眠れない・・・

入院奮闘記 その五: ナース、無視、再び

あれは3日目か4日目くらいの夜の出来事でした。

自分では全く動けないので、
毎日寝る前に最後にお見舞いにきてくれた人に、
自分が寝ながらも
手の届く位置にものを配置してもらっていました。
(夜中使いそうなもの)

誰もいなくても、なんとかなるように。

携帯電話、タオル、
痛み止め、水、などなど・・・

しかしあの晩は、
水を近くに置いてもらうのを忘れました。
エビデイ熱帯夜のフィリピンに
水分なくして生きられません。

致し方なく、ナースコールを使います。
ご存知の通り、
ボタンを押したら来てくれるやつ。
ちゃんとフィリピンの病院にもありますよ。

さあ行け!人生初のナースコール!
いでよフィリピーノナース!

・・・・・・・・・・・・・・・

あれ、壊れてんのかな…
もっかい押しとこうか。

・・・・・・・・・・・・・・

いや、全然こねえ!
なんて日だ!

もう諦めかけていた15分後、
ナースが何食わぬ顔でやってきました。
「遅れてすみません」とかなく。
無言でやってきました。

うーむ、き、きっと、
ナースステーションが4、5㎞離れてるんでしょうね。
それなら仕方ない。


焦るな。
紳士たるもの、女性の前で焦りを見せてはならぬ。

Would you pass me
the bottle of water on the table?
(首痛いから小声で)

ナース
ナース

§⌘⁂☆£〻

声小っ、全然聞こえん・・・
水とって!(大きめの声で)

・・・・・

(スタスタスタッ

え、帰った!?
シカト!?
うそーんなんなんこの病院

まさかの2度目のしかと。

ただ、水飲みたかっただけなのに。
そんな難しい?水取るの・・・

ううう、泣きたい。。。
誰か水取ってーーーーーーーー

枯れるううううう

まだまだ続く
怒涛のフィリピン入院生活!
後編に続きます!

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